モロニィPB社でWindows10にアップグレードしたときの話。
わが社は、手書きなどを含めた昭和系アナログ偏重スタイルを強固に維持している関係上、ネットを余暇の主戦場にする「パソコン先生」の比率がモーレツに少ない。
そんな環境なもんだから、社内全PCのWindowsを7から10へアップグレードする際にも、一大プロジェクトと銘打って綿密な計画を立てる必要があった。その内容は、
- 上層部が社内からパソコン先生を選出する
- 選出されたパソコン先生が数台のPCをWin10へアップグレード
- パソコン先生がアップグレードのノウハウをまとめる
- ノウハウをPC持ちの全社員にシェア
- あとは各自でやれ
といったもの。とりあえずケチをつけてみようかと思ったものの、内容自体には不備がないところが惜しい。
しかし最終段階、「あとは各自でやれフェーズ」で問題多発。
- 更新プログラムってなに?
- Windows Updateってなんじゃい?
- スタートってどこ?
- バグった!
パソコン先生と一般社員達のPC情報格差は著しく、計画と実行は全く別物であると痛感。そしてワシはというと、別の意味で苦悩していた。なにせ、
ワシの支給されているPC
プロセッサ: Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU P8700 @2.53GHz 2.54GHz
実装RAM: 2.00GB
この化石同然ともいえる低スペックであるゆえ。あまりにもアレなのでアップグレード前にネットで情報を集める。
- Win10、メモリは最低でも8は欲しいね
- ちょっと待って、オレ4なんだけど
- 4www
- 4とか自殺行為だろ
ネットのパソコン先生達は、発言の加減というものを知らん。しかし、現状アップグレードは自殺行為というのは間違いのない表現。どさくさに紛れて、上司に「ワシのPC替え時替え時」と交渉するも、
「お前のPC、確か社内でも1か2を争う低スペだったはずやぞ。」
と衝撃の事実を暴露。アホな、嫌がらせかよ。
「でも今までやってこれたんだし、買い替えにしてもウチの部署に予算が出るわけがねぇ。いさぎよく諦めろ。」