筋肉が友達と表現してはばからないトレーニーたちの動向調査をしたのは一体いつの日だったか。
が、自身も他のトレーニーたちも、自粛ムードを軽快かつ豪快にほっぽり出してのトレーニングに励んでいたのも今や昔。
もはやコロナ騒動は全世界的な災厄となって人類に襲い掛かり、ちょっとジムで筋肉とハッスルしちゃうのかい? ってノリで語れる雰囲気は微塵もねぇ。
少なくとも、動向調査の3月には想像だにしなかった事態だ。
そんな中、割と気合の入ったマッチョたちの動向がニュースに上がっていた。
日課のように体を鍛えている筋トレ愛好家にとって、緊急事態宣言は衝撃だった。7日の宣言を受け、ゴールドジムだけでなくコナミスポーツクラブ、セントラルスポーツ、ルネサンスといった大手スポーツジムは、早々と対象7都府県でのゴールデンウイーク明けまでの休館を発表。ボディービルダー、格闘家ら会員が行き場を失った。
そこで一気にクローズアップされたのが、首都圏近郊で対象となっていない店。ゴールドジムでは牛久茨城店だった。JR牛久駅西口前にある大型商業施設「エスカード牛久店」の中にあり、東京駅からJR上野東京ラインでわずか1時間7分。アクセスの良さも利用客増につながった。新型コロナ対策として他店舗利用料1100円を徴収し、同時に施設が利用できる人数を30人に制限。問診票への記入、マスクの完全着用、手洗い・消毒の徹底、トレーニンググローブ着用の推奨などを利用客に求めた。
目黒区から車で来たという40代会社員の男性は「やってくれていて助かります。今、体動かしたい人はウズウズしてますよ」と話した。一方、地元・牛久市在住の50代男性は「他県から来てまで鍛えようとする気持ちは分かる」と筋トレ仲間の気持ちに理解を示しつつも「不安でなくはない」と複雑な胸中を吐露した。
出典)スポニチ
要約すると、
- やべえ宣言以来、都内のジムがあいてねぇ!
- 茨城さんとこあいてんじゃねぇか!
- 行くしかねぇ!やるしかねぇ!
もうこれは完全なる3密でマッチョなクラスターがオーバーシュートでコロナな状況まったなしである。
なぜマッチョたちは、かくも執念深いのか
これには3つ理由がある。
習慣になっているから
いったん習慣になってしまうと、やらないこと、できないことが気持ち悪くなってしまう。記事にあるように「体動かしたい人はウズウズしてますよ」という部分が、もうなんかモロに禁断症状のそれである。
自重トレーニングは難しい
マッチョにとって自重トレーニングは負荷不足におちいり、トレーニング効率が悪い。彼らの理想的なトレーニング環境とは、マシンやダンベル、バーベルがあってこそなのだ。
失うものが大きいから
筋トレを始めて思ったのは「とにかく筋肉は簡単につかない」ということ。そして「ビックリするぐらい簡単に筋肉はしぼむ」ということ。
ワシのような初級者はともかく、栄養から生活からトレーニングから多大な犠牲を払ってマッチョになった彼らが、その成果たる筋肉を失うことに耐えられようか。
いや、耐えられない。耐えられるワケがねぇ!
というわけで
誰もマッチョたちを止めることはできねぇ…
あ、ワシはもう大人しく家で自重トレーニングでもやってることにします。可変ダンベルが欲しいところなんだけど、振れる袖がないからね、しょうがないね。