我が社で実施された健康診断のお話。
実施会場に居合わせた物流の某氏と、今回の健康診断について話題になった。てか、のっけから青白い顔をしてる某氏。
「なんかヤバイんか?」
「腹がヤバイ。マジでヤバイ。」
腹がヤバイ、てな話だから腹痛だとかの話だろうと思ったら、そうではないらしい。じゃあ、一体なんじゃいと聞くと、
「マジのメタボで腹がヤバイ…」
メタボリックシンドロームの基準
メタボの判断基準は次のようになる。
ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性85cm・女性90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値から外れると、「メタボリックシンドローム」と診断されます。
出典)https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-01-003.html
物流のメタボな某氏の年齢は、メタボ盛りといっても過言ではないメタボ一大ボリュームゾーン。いよいよ、この年齢あたりから健康問題が冗談や余裕から「笑えない現実」になってくる。「若さ」というファクターを持っていたのも、随分と遠い昔のことのようだ。
それだけに、自身の肥えてしまった腹を直視した時、言いようのない不安に襲われたのだろうと推察する。
「今回はマジでヤバイから、メシ抜いてきた。」
一体それがなんになるというのか。雀の涙ほどのカロリーを診断当日に節制したところでメタボは揺らがない。その腹に貯めてしまった現実は揺らがない。
「あと、ウエスト測られる時、息止めてお腹引っ込める。」
いざ、出陣
「息はいてリラックスしてくださいっていわれた…」
「メタボだった…」
彼の健康診断は終わった。