我が社のタバコ事情

　４月から、タバコのなんとやらが変わるようで、喫煙者を取り巻く環境は、より一層厳しくなる見込み。

　今までメスが入らないであろうと思われた場所にまで切り込まれることから、相応の反響が予想される次第。

　なんかもう遂にここまできたか、という感でいっぱい。我が社のスモーカーたちは一体どう向き合っていくのか。今回は、そんなお話。

ゲーセンの彼

　非常に力強い口調で「断固禁煙反対！」とのこと。彼は、小規模な値上げ時にもカートンをまとめ買いするほどに愛が溢れている。

　銘柄はマイセン、じゃなかったメビウスのはず。

パチンコやってる彼

　彼「パチンコ屋も禁煙になるから、この際、両方やめてやるぜ！」

　これは両方やめれないフラグの予感。

某営業のエライ人

　生涯で30回程度は禁煙に成功したと自画自賛のエライ人。

　継続的な成功には結びついていないものの、それだけの禁煙を成功させるだけの諦めの悪さはピカイチとの弁。

　また、自分をほめてあげないとね、とも。へー

某物流の彼

　社内スモーカーたちの注目を一身に浴びる彼。

　なぜかといえば、唐突に「オレっち禁煙する！」宣言から、継続的な禁煙に成功してしまったから。

　誰もが、某営業のエライ人なみに失敗するであろう予想をくつがえし、20年以上にわたる喫煙キャリアを軽快にポイ捨て。

• 女か
• なぜ止めれたのか
• 禁煙外来でも行ったのか
• なんか悪いクスリでもやってんじゃねーのか

　と質問攻めに合う彼だったが、止めた理由、止められた理由、ともに「さぁ、なんとなく」と実にフワっとしたもの。

　合点のいく答えが返ってこなかったもんだから、周囲は悶々として、ますます喫煙に身が入ったという。