薪ストーブという苦難

life

 帰り道で視界に入ってきた住宅からニョキっと生えた煙突と大量の薪(まき)。

 最近までプチブームとなっていた薪ストーブの意匠を見つけ、どんなもんかとネットで調べてみた。

 

 そうすると出るわ出るわの薪ストーブの設置、維持にかかる膨大なコストの数々。金銭面のみならず、人的リソースも含めたコストは、いち暖房器具の範疇を軽く超過。

 これはもうなんというか、暖房器具の皮をかぶった「哲学」だとか「ロマン」だとか「生き様」ってなジャンルだと考える次第。今回は、そんな薪ストーブのお話。

薪ストーブのデメリット

 いきなりデメリットをつらつらと述べるのは無粋極まりないんだけれども、この薪ストーブ。とにもかくにも「ヒト」「モノ」「カネ」の消費が異常レベルなもんで真っ先に。

薪ストーブ設置にまず100万円~

 いきなり先制パンチで100万円。炎チャレかよ。煙突工事だとか、なんか色々合わせてだそうで。軽自動車のベースグレードが買える値段にワシ卒倒。

薪の準備が重労働 or お金

薪の保管

使用に際して

  • 着火が面倒で難しい
  • 火力の調整が難しい
  • 薪をくべる手間がかかる
  • 暖まるまでに時間がかかる
  • 一旦点いたら数時間は燃えっぱなしが基本
  • エアコンのようにスイッチON/OFFなんて無理

  • 灰を捨てる手間がかかる
  • 部屋内に舞った灰が積もる
  • ついでに部屋に臭いもつく

メンテナンス

 煙突に溜まったススを掃除する。年1~2回。気分は煙突掃除夫でロミオの青い空。当然、業者さんならいいお値段。

ご近所事情

 煙突からモクモクと出る臭いやススが、図らずもご近所様を襲撃。シーズン中は、ほぼ毎日といえるだけにご近所バトルは必死。

感想

 メリットを語る前にワシが力尽きてしまうぐらいには、とんでもなく面倒な代物であることが分かった。あの煙突つきの家に住んでいる方に対して、素直に尊敬と畏怖。

 当サイトは薪ストーブを、お手伝いさんも雇えちまう富裕層さんにオススメいたします。

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